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KOTODAMA 琴霊



声と撥弦楽器による不可視の世界
CD"KOTODAMA" 琴霊

歌:上野律子 
演奏・歌・作詞・作曲:上野哲生 

声とプサルテリーなどの撥弦楽器で奏でる
体内宇宙から深宇宙への呼応
・・・
または夢と覚醒との狭間の世界
誰も味わったことのない響きの世界を目指しました

 MAG-004  2,000円  (税込価格2,160円 送料無料)  order

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トラック1 "kotodama"(short version)のプロモーションイメージVideoです。HDV画像=フルスクリーンでお楽しみください。

KOTODAMA 琴霊 全11曲 total 60:01

 
タイトル
演奏・曲
使用楽器
1
琴霊 Kotodama 上野律子 上野哲生 プサルテリー
2
さみしがりの天使 Lonely angel 上野律子 上野哲生 リュート、プサルテリー
3
精霊(フラワシ)の声  Voice of Fravaši 上野律子 上野哲生 プサルテリー
4
鏡の中のガラス売り Glass seller in the mirror 上野律子 上野哲生 プサルテリー
5
雲雀は何処へ Where will larks go? 上野律子 上野哲生 プサルテリー、サントゥール、リュート、
6
優しい風 Gentle wind   上野哲生 プサルテリー
7
胡蝶の夢 Kotyou no Yume 上野律子 上野哲生 プサルテリー
8
テロメアの炎 Telomere 上野律子 上野哲生 プサルテリー
9
賛歌 Hymn 上野律子 上野哲生 プサルテリー
10
木漏れ日は万華鏡のように 
Sunlight through the leaves of trees is like a kaleidoscope.
上野律子 上野哲生 プサルテリー、サントゥール、リュート、
11
星の子守歌 Stellar lullaby 上野律子 上野哲生 プサルテリー


古代日本で言葉に宿るとされていた霊力を言霊(ことだま)と呼んでいました。僕は本来は「言」でなく「琴」の文字を宛てていたと勝手に思っています。琴は元々呪術に使われたことから、心の共鳴弦である琴線に直接心に響く有効な手段だったのでしょう。また「琴」は大気圏を越える程の世界樹から作られるという伝説があるくらいで、古代人は琴を介して宇宙と交信したかったという事が伺えます。
空海の言う「真言」とは宇宙の言葉です。個と宇宙が共鳴し合う、梵我一如を知る手段だったのでしょう。
琴系の演奏家である僕自身もそれに近づけるかも知れないと思い、そこに人の声を通すことでより「言」と「琴」のより強い響きの融合を求めたました。ただ、「歌」として歌詞が付くと意味が生まれ、音楽より言葉の内容が強く前に出てしまいます。言語以前である「琴霊」には造語の霊界語、宇宙語、宇宙音名、暗号、スキャットなど、少なくとも人の言葉として成り立っていないもので構成たいと思いました。

僕は特定の宗教家でもなければ、オカルティストや瞑想家でもありません。でもこういう素晴らしい楽器たちに携わると、音と心の関係、心と宇宙の関係、目に見えない世界等をの関係を避けては通れません。
特に今回多用しているプサルテリーは、何もない空間の気の流れから音を掬うような無作為な即興演奏に適していて、そこに即興的に声を絡めた作品が多いのです。サントゥールも同様に無作為になれる楽器ですが、高い響きが多く歌と干渉しすぎるため出番が少ないです。リュートはもう少し暖か味や人間味のある楽器で、伴奏や作為的に構成された曲に使われています。声のパートは楽器と調和させるために即興では難しく、旋律を作為的に作っていますが、なるべく自然に気の流れに任せるよう努めています。 

上野哲生(kotodama ライナーノートより)